脂肪吸引の失敗

脂肪吸引は失敗の少ない施術としても人気があります。しかし失敗がないことではなく、比較的少ないということであり失敗例もいろいろあります。ではどのような失敗例があるのでしょう。特に内出血を知らずに帰してしまって出血多量で亡くなったなど、そのような特殊な失敗ではなく、ときどき起こる失敗について考えてみましょう。

まず左右のバランスが不自然になるというものがあります。例えば太ももの脂肪吸引をしたところ、左右の足の太さが不自然に違ってしまうというようなものです。他にも凸凹ができてしまい、異常にへこんでしまうことがあります。

また脂肪吸引の効果によって脂肪が減ったために、今まで張っていた皮膚がたるんでしわしわになってしまうことも。おしりなども多く脂肪を取ると、たるみが二重になったりすることもあるようです。また傷跡が目立つということもあるでしょう。

もちろん傷跡はだんだん消えていくものがほとんどですが、人によっては意外と長く治らないことも。そのため目立たないところから吸引するようになります。しかしこのような失敗には、脂肪吸引のしすぎがほとんどの原因となります。

つまり医師の検討違いということにもなるのです。こうなってしまうと修正をしなければなりませんが、できるだけ早いうちに行うことが必要になります。しかし失敗した医師にまた修正を行ってもらうのもちょっと考えてしまいます。

そのため失敗を請け負う病院もありますが、医師によっては脂肪を注入するなど、より失敗が大きくなる可能性のあります。最初からそのようなことがないように、医師を選ぶことはとても重要なことなのです。

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脂肪吸引と溶解注射

メスを使わないで脂肪を落とすという施術では脂肪吸引の他にも脂肪融解注射というものがあります。これらどちらも一長一短があるので比べてみましょう。まずどちらもメスを使わない施術なのでとても気楽にできるのではないでしょうか。

特に脂肪融解注射の場合は注射をするだけでOKなのです。ただし脂肪吸引は一回の施術ですが脂肪融解注射の場合は何回か打つことが必要となります。そのかわり脂肪吸引ではとても苦手な筋肉と絡んだ脂肪や、骨の近くの脂肪も脂肪融解注射では落とすことができるのです。

脂肪吸引では脂肪の付き方によってはできないところもあります。顔でも鼻の付近などはとても難しく、できたとしても料金はとても高いものになります。そして両方とも一生脂肪がつかないことはなく、また元に戻ることもあるので注意が必要です。

また脂肪吸引はある程度、摂りたいところを狙って吸引しますが、脂肪融解注射の場合は自然任せという部分もあり、自然に脂肪が反応をして溶けた状態しか望めません。このようにどちらも一長一短があるので、自分にあった方法を医師と相談して行うようにしなければなりません。

そしてどちらも安全の高い施術と言われていますが、思ったようになるとは限らず、失敗もないとは言い切れないことも知っておきましょう。

脂肪吸引や溶解注射はセルライト除去にも効果あり

セルライトとは、血液やリンパの流れが滞ったことで皮下脂肪に老廃物が溜まってできる固まりのことです。

セルライトができた皮膚は表面がでこぼこし、ひどい場合は柑橘類の皮のようになります。体型に関係なく、思春期を過ぎた大多数の女性にはある程度のセルライトができています。代謝が衰える更年期以降はさらに出やすくなります。

腹部、大腿部、臀部な、ふくらはぎ、二の腕など脂肪が付きやすい部位に現われ、見た目にはわからなくても皮膚の表面をひねってみるとセルライトが浮かびます。医学界では特に問題視しない傾向がありますが、美容業界(美容外科を含む)ではセルライトは体内環境の悪循環を引き起こす原因と考えます。

セルライトが溜まってくると代謝が衰えてますます冷えがひどくなり、病を引き起こす原因になりかねないのです。セルライト除去を目指してケアすれば肌に艶が戻り、病気を引きつけにくい体質にもなれます。手早くセルライト除去できるのは脂肪吸引や脂肪溶解注射、レーザー治療などがあります。

超音波器具や専門的なマッサージを施術するエステも効果があります。最も手軽にお金をかけずセルライト除去できるのはセルフケアを継続して行うことです。ローラー器具や専用クリームを使ったリンパマッサージ、心拍数を上げないストレッチが有効です。

海藻などフコイダンを含む食材やサプリメントもセルライト除去に補助的役割を果たしてくれます。